私が所属する工機部は、製品となる金型を実際に製造する部門です。
製品の製造は、金属の塊である素材を製品のおおよその形状にする工程からはじまり、実際の製品に仕上げるまでに4〜5つの工程にわかれているのですが、私は最後の仕上げの一歩手前となる工程を担当。その中でもおもに自動車のトランスミッションの部品に関する金型の業務を行っています。
前の工程からあがってきた製造途中の製品を生産技術から渡される加工データと図面をもとに、工作機械を動かし加工していきます。どのメーカーの機械を使うかや、同じ工具でも二枚刃を使うのか三枚刃を使うのかなど、どんな種類のものを使うかといった選択も行っています。この選択を誤ると図面どおりの仕上がりとならないので、よく考えて機械をセッティングすることがとても重要です。
また1日に複数の製品を加工するので、効率よく作業することも大切。そのためにも作業場をきれいにすることと、道具を丁寧に扱うことを心がけています。